エアウィーブは腰痛改善の効果が期待できる高反発マットレスの中でもトップクラスの人気を誇るマットレスですが、実は腰痛が悪化したという意見も見られるのです。実際はどうなのでしょうか?
エアウィーブの性能的には腰痛には効果的なはず
その性能とは
1.寝返りしやすい復元性の高さ
起床時の腰痛の原因は、寝返りの減少により体が接している面の血流が滞ってしまい、その筋肉を硬くしてしまうことだと言われています。
エアウィーブは復元性の高いairfiber(エアファイバー)が芯材として使用されています。
復元性が高いというのはどういうことかというと、素材をぐっと押してみると、柔らかく沈み込みますが、離した途端に一瞬にして元の形に戻るというようなイメージです。
これがいわゆる高反発というやつです。
グラフでも分かるように、エアウィーブは体重に比例して反発力が大きくなっていきます。
つまり、復元性が高いエアウィーヴの上で寝返りを打てば、仰向け、横向き、うつ伏せなどどのような体勢になっても芯材airfiberが適度な反発力で身体を押し上げてくれるので、寝返りが非常にしやすくなるのです。
これにより腰への血流の滞りを解消することができます。
2.優れた体圧分散性
通常、一般的なマットレスで寝ると重心の大きい肩周りや腰周りに偏って圧力がかかってしまい、長時間その状態が続くと負担が大きくなり肩コリや腰痛の原因となります。
図から、エアウィーブに寝たときは圧力の偏りが解消されていることが分かると思います。芯材airfiberの復元性の高さがあらゆる方向から体を支えるため、均等に体圧を分散してくれているのです。
これにより、腰に極端に負担がかかるということがなくなり、背骨の形状を常に正常に保つことができます。
3.通気性が抜群
airfiberは3次元構造体といい、極細の繊維状の樹脂を編むような製法でつくることにより抜群の通気性を生み出しました。
図からも分かるように、時間が経過しても部屋の湿度とほぼ変わらない数値を保つことが実証されたのです。
これにより、睡眠時の蒸れや暑苦しさを解消し、ストレスなく寝れることで腰の疲労回復の向上を促します。
エアウィーブで腰痛が悪化したという意見が出るのはなぜか?
これだけの性能を持ちながら腰痛が悪化したという意見が出てしまうのには理由がいくつか考えられます。
①冬場の寒さ対策ができていない
腰痛になった場合、基本的には血流を良くして筋肉を柔らかくしやすい状態にしなければなりません。それを考えると冬場の寒さは腰痛には天敵となります。体の周囲の温度が低くなると血管が収縮してしまい血流が悪くなり、疲労物質などが滞ってしまい筋肉を硬くしてしまうのです。
エアウィーブは、通気性が良すぎる分冬場でも熱を逃がしてしまうため、非常に寒く感じてしまうので、腰を温めにくいと言えます。また、素材が熱に弱いため電気毛布や湯たんぽなどもあまり使用できないため寒さ対策も困難となるため、この寒さにより腰痛悪化を引き起こす可能性が十分にあるのです。
雲のやすらぎなら冬場の寒さ対策不要
エアウィーブと並ぶ代表的な高反発敷布団「雲のやすらぎ」は、春夏用の面と秋冬用の面のリバーシブル構造となっています。
とくに秋冬用の面は贅沢羊毛のロレーヌダウンを採用しており、中でも極上の部位だけを使用しています。これにより、秋冬の寒い時期に対策をせずとも常に温かさを保ちしっかりと腰を温めることができます。
②硬さが自分の体に合っていない
同じ高反発と言えども、体重に応じて適切な硬さというものがあるのを知っていますか?
マットレスの硬さは主に N (ニュートン)で表されます。詳しくは以下の通りです。
45kg以下 100N
46kg〜80kg 140N
81kg以上 170N
エアウィーブの硬さはおよそ100Nだそうです。
お気付きでしょうか?
エアウィーブは主に45kg前後の人が最も適した硬さと言えるのです。つまり女性向きと言っていいかもしれません。もちろん男性が寝ても柔らかく寝心地がいいと感じることはできるでしょう。しかし、「腰痛改善」という点から見ると、体の重い男性などは体が沈みすぎて腰に負担がかかる恐れがあるのです。
「モットン」なら自分の体に合った硬さが選べる
もう1つの代表的な腰痛対策マットレス「モットン」は、硬さが3種類あり、
100N・140N・170Nから自分の体に合った硬さを選ぶことができます。
つまり幅広い方に対応することができるので必ず自分に合った硬さが見つかるでしょう。
このように「雲のやすらぎ」、「モットン」はエアウィーブで懸念される腰痛悪化の要因をカバーする性能があるのです。
もし、腰痛を改善させたくてマットレスを選ぶなら、私はこの2つのマットレスの方をオススメします。
じゃあ結局「雲のやすらぎ」と「モットン」ではどちらを選んだらいいのか?
と思われた方はこちらを参考にしてみてください。
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