エアリーマットレスの特徴と意外な欠点とは
アイリスオーヤマのエアリーマットレスは類似点が多いことからエアウィーブとよく比較されるマットレスとして知られています。
エアリーシリーズは種類が豊富
エアリーシリーズは、マットレスタイプ、敷布団タイプ、敷きパッドタイプ、ベッドタイプなど様々な種類が揃っているのも特徴です。
今回はその中で最も人気でオーソドックスなエアリーマットレス(MAR)についてみていきます。
エアリーマットレスも腰痛の方に人気があるマットレス
エアリーマットレスも腰痛改善の効果が期待できるマットレスの1つとしてランキングも常に上位に位置しています。実際にどういう性能があるのか見ていきましょう。
①寝返りしやすい反発力の高さ
起床時の腰痛の原因は、寝返りの減少により体が接している面の血流が滞ってしまい、その筋肉を硬くすることだと言われています。
エアリーマットレスは3次元スプリング構造のエアロキューブという反発力の優れた芯材が使用されています。
この優れた反発力により、仰向けや横向きなどどの体勢で寝ても体を適度に押し上げてくれるので、寝返りが非常にしやすくなり、腰への血流の滞りを解消することができるのです。
②優れた体圧分散性
通常、一般的なマットレスで寝ると主に重心の大きい腰周りに偏って圧力がかかってしまい、長時間その状態が続くと負担が大きくなり腰痛の原因となってしまいます。
図から、エアリーマットレスに寝た場合、圧力の偏りがかなり解消されていることが分かると思います。芯材エアロキューブの反発力の高さがあらゆる方向から体を支えるため、均等に体圧を分散してくれているのです。
これにより、腰ばかりに負担がかかるということがなくなり、背骨の形状を常に正常に保つことができるのです。
③通気性が抜群
エアリーマットレスの1番の特徴であるエアロキューブは、中身が空洞の特殊な加工が施されており、なんと約95%が空気で構成されていますのでまるで空気が素通りするかのような抜群の通気性を誇ります。ちなみにあのエアウィーヴの素材は90%が空気と言われていますので、通気性はそれ以上ということになります。
また、丸洗いができるので、常に清潔に保つことができます。
これにより、睡眠時の蒸れや暑苦しさを解消し、ストレスなく寝れることで腰の疲労回復を効率よく行うことができるのです。
④耐久性も高い
エアリーマットレスは、8万回の圧縮テスト後でも15%しか凹まないという結果を出しています。1日の理想的な寝返り回数はおよそ20回と言われていますので、計算すると
20回 ×365(1年) =7300回
7300回 ×11年 =80,300回
つまり、11年毎日使っても15%しか凹まないということなのです。このことから、計算上は10年はもつことになります。少なく見積もっても7〜8年はもつのではないでしょうか。
エアリーマットレスの意外な欠点
腰痛持ちの私はマットレスを選ぶ際、エアウィーブとともに類似商品のエアリーマットレスも候補の1つでした。
しかし、私がエアリーマットレスを選ぶに至りませんでした。それはある欠点が決定的な理由の1つでした。
それは、とにかく「寒い」という声が圧倒的に多いということです。
エアリーマットレスは特徴③で述べたように驚くべき通気性で、湿気の多い夏場や梅雨時期でも快適に寝ることができるのが最大のメリットですが、その反面素材の95%が空気となれば冬場でも容赦なく空気を通してしまうのは当然です。これが底冷えの原因となり、寒さが苦手な私にとっては非常に辛いものだったのです。これでは1年を通して安定した腰痛対策をすることはできません。
公式サイトでは、冬場でもリバーシブルの側生地のうち冬用の面にすること、また素材の空気の作用で暖かさを保つということなのですが、実際はやはり冬場は寒いという意見が多いのです。
腰痛は温めることが重要ポイント
腰痛がある場合、血行が良くなるように「温める」というのが通常です。つまり、睡眠時においても熱をしっかり保ち、できるだけ腰を「温める」ように心がけなければならないのです。
そのため、体圧分散性や通気性が高いと言えども、肝心な温めることが不十分なエアリーマットレスは、寒い時期は特に腰痛対策が満足にできないことになるのです。
暖かさを求めるなら間違いなく「雲のやすらぎ」が最も手軽でオススメ
雲のやすらぎの暖かさの秘密
エアリーマットレスと同様に通気性や体圧分散性が優れている腰痛対策となり得るマットレスの中で、「雲のやすらぎ」は冬場の寒さ対策も充実しています 。
「雲のやすらぎ」は、エアリーマットレスと同様に春夏用の面と秋冬用の面のリバーシブル構造となっていますが、その質が違います。
とくに秋冬用の面は贅沢羊毛のロレーヌダウンを採用しており、中でも極上の部位だけを使用しています。これにより、秋冬の寒い時期でも常に温かさを保ちしっかりと腰を温めることができるので、冬場でも寒さとは無縁なのです。
性能もエアリーマットレスより高い
①厚さ17cm!圧倒的な体圧分散と支持力
5層構造のうち3層目の高反発スプリングマット、それを上下で挟む2層目、4層目の凹凸アルファマットは新クロスクラウド製法と呼ばれる「雲のやすらぎ」独自の体圧分散方式をとっています。
通常マットレスの繊維は横方向なので、上からの縦の圧力に対して相性が悪いのに対して、2、4層目のアルファマットは凹凸構造となっており、身体を表面の無数の点で縦方向に支えることができます。
そのおかげで全身の体圧をバランスを整え、その上からの圧力を反対側の点で効率よく拡散するので体圧の大きい腰の部分が局所的に沈んでしまうことがありません。
さらに、3層目の高反発スプリングマットにより身体をしっかり押し返すことができます。
これにより沈み過ぎを防ぎ、寝た状態でも理想的な姿勢を保つことができます。
また、寝返りをうつ際も変わらず理想的な姿勢を維持することができます。
この画期的な新クロスクラウド製法により、いつも腰ばかりに負担がかかる、血行不良による筋肉の硬直という問題を完全に解消することができるのです。
②圧倒的な耐久性
エアリーマットレスは8万回の圧迫試験の結果、厚みの低下率は15%でした。一方で「雲のやすらぎ」の厚みの低下率は、なんと0.1%という驚異の結果を打ち立てています。
耐久性の目安となる密度に関しても35D(Kg/㎥)という表記があります。耐久性の良さをうたっているマットレスは多数ありますが、密度表記がされていないものも多く存在します。密度表記がある時点で信憑性かかなり高いと言えます。
また、30D以上あればマットレスとしてはかなり優秀とされていますので、耐久性の高さは言うまでもありません。
これにより、エアリーマットレスよりさらに信憑性の高い耐久性により、長期間腰痛対策が可能ということです。
エアリーマットレスで寒さ対策を何とかしたいときは?
私のオススメは先ほど説明した通り「雲のやすらぎ」ですが、
中には、
・手入れがしやすい分エアリーマットレスの方がいい
という方もいるでしょう。
そのようなときは、エアリーマットレスを直接温めてしまいましょう。
エアリーマットレスは、圧倒的な通気性を持ちながら、熱にも強いという特徴があります。なんと耐熱温度は70℃を超えます。そのため、電気毛布も問題なく使えますし、布団乾燥機で急激に熱することも可能なのです。こうすることで、エアリーマットレスの寒さという欠点を補うことができるのです。
オススメの布団乾燥機
三菱 布団乾燥機 「AD‐X80‐T 」(ダークブラウン)」
しかし私は、あくまでも腰痛を改善させるということを優先して考えるならば、体圧分散などの性能もエアリーマットレスより優れ、寒さ対策がしっかり施されている「雲のやすらぎ」を選ぶべきだと思います。
まとめ
エアリーマットレスの意外な欠点とは、
ということ。
選ぶなら、
がオススメ。
どうしてもエアリーマットレスでなんとかしたいなら、
という方法で欠点を補う。
参考になれば幸いです。
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