コルセット(腰痛ベルト)は、様々なタイプの腰の痛みを軽減してくれる頼もしいアイテムですが、あなたはちゃんとズレないコルセットを使っていますか?
腰痛持ちには欠かせない必須アイテムであるコルセットですが、腰痛軽減の効果を最大限に引き出すには、当たり前ですが、しっかりと固定することが大前提となります。
そのためには、コルセットを使用中にズレないことが非常に重要になってきます。
もしサイズが合わずゆるい状態で着用するした場合、動く際にズレやすく摩擦が生じ、皮膚が負けて痛くなったり、かゆみの原因になることもあります。
また、背骨や骨盤の安定性が保てず腰痛が悪化することだってあるのです。
これではせっかくの頼もしいアイテムが宝の持ち腐れと化してしまいます。
オススメのコルセット
このように体のラインにフィットしやすい形状で、二重のベルトにより締め込みの強弱も細かく調整できるものが固定力も安定性もありズレにくいのでオススメです。
本当のズレないコルセットは体内にある?
一体何を言っているんだと思われるかもしれませんが、
どういうことかというと、実は人の体中には生まれつき備わったコルセットの役割を果たす筋肉が存在するのです。
「腹横筋」という筋肉を聞いたことがあるでしょうか?
この筋肉がそのコルセットの役割を果たす筋肉と言われています。
腹横筋は、最近ではシックスパックという言い方でも知られている6つに分かれた腹筋(これは正式には腹直筋と呼ぶ)ではなく、さらにその深層に位置しているインナーマッスルです。
この筋肉は非常に重要で、
・内臓を正常な位置で支える
・お腹が出るのを抑える
・呼吸の補助(息を吐くとき)
・骨盤から腰椎の安定性を保つ
というような働きを担っています。
今回は主に4つ目の「骨盤から腰椎の安定性を保つ」という働きが非常に深く関わってきます。
腰痛で悩んでいる方は、ほとんどがこの腹横筋が弱く、骨盤から腰椎の安定性が著しく悪いという特徴があります。
そのため、腰痛に加えて
・内臓が下垂して下っ腹が出てしまう
・呼吸が浅く、疲れやすい
・猫背になり頚や肩コリの症状まで出てしまう
という残念な状態になってしまうことも少なくありません。
逆に言うと、この筋肉を鍛えれば骨盤から腰椎の安定性が保たれ、ズレない本当のコルセットとなり、その結果お腹も引き締まり、便秘も解消、呼吸もしやすくなり疲れにくくなるというような数々のメリットともなりえるのです。
腹横筋を効率よく鍛えるには?
腹横筋は、表層の6つに分かれた腹直筋と違い、上体起こし(一般的な腹筋運動)では鍛えることはできません。
そこで、最も簡単で腹横筋が効果的に鍛えられる方法を紹介します。
ドローイン
ドローインは、すべてのトレーニングの基本となりうる方法で、息を最大限吐き出し、お腹を極限まで凹ませ、ゆっくりと最大限まで息を吸い込みお腹を膨らませる呼吸法のトレーニングです。体に負荷をかけるトレーニングではないので、腰痛の症状が強い方や高齢の方でも行うことができるのもメリットです。
以前流行った美木良介さんのロングブレスダイエットもこのドローインを取り入れたものです。
【具体的な方法】
・仰向けで膝を立てる。
・何度か腹式呼吸をしてお腹を動かす。
・息をゆっくり吐きながらお腹をへこませていく。
・息を吐ききってこれ以上はお腹がへこまないというところでその状態をキープしながら胸式呼吸をする。
・10〜30秒キープしたら元に戻す。
これは立ったままでもできますが、出来れば仰向けで行うと、吐き出しと吸い込みを最大限にしたときのお腹の膨らみ具合がよく分かり集中できるでしょう。
一見、簡単に見えますが、このトレーニングは深く、ゆっくりやるのが効果的で、実際にやってみると意外と難しく、熟練度が必要ですので日々の日課となるように継続することが大切です。簡単にすぐ吸い込んで吐き出していては効果がほぼありませんので、最初は慣れるまでしっかりと意識をしながら行いましょう。
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1番大事なのは睡眠時の脊柱(脊骨)の状態
コルセットも、腹横筋も骨盤や脊骨の安定性を保つに非常に活躍してくれますが、実は主に効果を発揮するのは立っているときや座っているときなのです。
横になって脱力している睡眠時は、1日の3分の1という時間を占める上に、脊柱の支えが最も手薄になる時間となるので、睡眠時にいかに脊柱への負担を減らせるかが最も重要になってくるのです。
1番のオススメは腰痛対策マットレスモットン
特徴としては、
1、体圧分散性能が非常に高く、全身をバランスよく支えてくれる
通常、体圧が大きい肩まわりやお尻まわりは沈み込みすぎる傾向にあり過度な負担がかかって脊柱の歪みの原因となるのですが、モットンはそのようなことは全くなく、まんべんなく全身を支えてくれ、脊柱の形状を常に正常に保つことができます。
2、寝返りのしやすさ
寝返りのように体勢が変わるときは、脊柱の重心も変化するので、それに伴って体圧の変化に対応できるマットレスを選ぶ必要があります。「モットン」は体圧分散性能と適度な反発力により非常に寝返りが打ちやすく、横向きになっても脊柱が正常な状態を保つことができます。また、無駄がなく効率のいい寝返りができ、本来すべき適正の回数の寝返りをうつことができるので、血流やリンパの流れが滞ることがなくうっ血による筋肉の硬直を防ぐこともできるのです。
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まとめ
腰痛に悩まされているときは、
・コルセットする際は、ズレにくい安定感のあるものを選ぶ
・コルセットに頼るだけでなく、体内に存在するズレないコルセット(腹横筋)もしっかり鍛える
・コルセットや腹横筋が作用しづらい睡眠時には、脊柱の安定性をしっかり保てるマットレスを使用する
これで腰痛対策はばっちりです!
参考になれば幸いです。
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