マニフレックスも他のマットレスと同様に裏表を交互に使った方がいいのか?
そもそもなぜ裏表を交互に使うのか
一般的に、裏表の両面が同じ造りになっているマットレスやベッドは、両面交互に使った方が長持ちします。
同じ面を使い続けると同じ場所にだけ圧力がかかり、凹んだりヘタりやすくなるからです。
両面を交互に使うと、同じ面ばかりに圧力がかからなくなるので、マットレスの正常な状態を長期間維持できるのです。
「マニフレックス」も両面が同じ仕様のマットレスから片側ずつ硬さが違い使い分けできるものまで多数存在しますので、裏表をひっくり返して使うことができるでしょう。そのため、同じように両面交互使っていくと長持ちするだろうと予想できます。
基本的に「マニフレックス」は両面使う必要はない
「マニフレックス」は非常に耐久性に優れています。
全商品のうち、10年以上の長期保証が付いているものがほとんどで、それだけ耐久性にも自信をもっているのです。
また、ドイツの工業規格LGA-GERMANYの認定を受け、厳しい耐久テストもクリアしています。
厚みが半分に圧縮されるようにプレスし、その工程を8万回繰り返した結果、厚みの低下率が2.5%(LGA基準の5%以下)、弾性の低下率9%以下(LGA基準の30%以下)という驚きの結果を出しています。
一回の寝返りによりマットレスが圧縮されるとして、1日の理想的な寝返り回数はおよそ20回ということをふまえて計算すると
20回 ×365(1年) =7300回
7300回 ×11年 =80,300回となるので、約11年使っても2.5%も凹まないという計算になるのです。
このようにヘタりにくさは折り紙つきです。
そのため、わざわざひっくり返したりしなくてもかなりの期間ヘタらずに使うことができるのです。
「マニフレックス」のマットレスは非常に重たいモデルが多いので、ひっくり返さなくてもいいという点は女性や高齢、面倒臭がりな人にとっても非常に助かる部分でしょう。
これは、「マニフレックス」使う上での大きなメリットの1つと言えます。
裏表をローテーションさせるとさらに長持ちするのは間違いない
先ほど述べた通り、基本的には裏表の入れ替えは必要ありませんが、やはり2週間に1度程度、裏表、上下でローテーションさせて使うとさらに長持ちさせることができるのは間違いありません。
ローテーションの方法は以下の通りです。
ただ、私もそうなのですが実際にローテーションを実践してみると、「次は裏にするんだっけ?どちらが上でどちらが下だったっけ?」というようにローテーションさせる順番を忘れてしまうという問題が出てきます。
そういうときは、上の図のようにマットレスの隅に小さく番号や記号などを記しておくと次にどの向きなのかを忘れずに済みますのでオススメです。
注意点
「マニフレックス」は、すべての商品が両面同じ造りとは限りません。とくにラグジュアリーモデルに多いのですが、片面ずつそれぞれ硬さも性質も違うマットレスも存在します。
つまり、裏返したら全く別のマットレスになることもあるので、寝心地も変わるのです。
そのため、もし片面ずつ違う硬さのモデルを使用している場合は、ローテーションの期間を2週間と決めるのではなく、その日の体調や体の状況に合った硬さの面を選ぶ。もしくは、使う面を固定しローテーションもその面だけが上に来るようにした方が良いでしょう。
常に同じ寝心地を求めるのであれば、両面が同じ造りのスタンダードモデルの方がオススメです。
「マニフレックス」を置くベッドフレームと除湿シートも長持ちさせるために必要
マットレスの性能を落とさずに長持ちさせる方法はローテーションだけではありません。
マットレスに発生しやすいカビやダニの対策もしっかりする必要があります。
カビやダニが活発になる条件は、湿気と温度です。
温暖で、多湿な日本においてはこの湿気と温度の対策は必須なのです。
おすすめのベッドフレームはすのこ
「マニフレックス」の土台としてのベッドフレームはすのこタイプがもっとオススメです。
「マニフレックス」はオープンセル分子構造という特殊な構造により、非常に通気性が良いのが特徴です。
しかし、その通気性の良さが逆に欠点となることがあります。「マニフレックス」の下に何も敷かなかったり、隙間のない一般的なベッドフレームを使用すると、上から下に流れた湿気が底面に溜まりカビの原因となってしまうのです。
すのこタイプのベッドフレームなら、適度な隙間があり上から下に流れた湿気の逃げ道が確保されるので蒸れることなくカビも発生しにくくなるのです。ダニも同じことが言えます。
正しいすのこベッドの選び方はこちら
除湿シートは「マニフレックス」専用のマニシート・ネオ
除湿シートをマットレスの下に敷くことで①と同様に溜まった熱や湿気をしっかり吸い取ってくれるので、1年を通してサラサラを保つことができ、カビの対策も同時することができます。
「マニフレックス」のラインナップの中には、マニシート・ネオという専用の除湿シートがありますのでオススメです。
いかがでしょうか?「マニフレックス」は耐久性に優れている分、あまり手を加えずとも長持ちするので、メンテナンスは非常に楽だと思います。
ただ、ローテーション、すのこベッド、除湿シートの3点を加えるとさらに長持ちさせることができるので、是非参考にされてみて下さい。
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