最高の寝心地で腰痛改善にも効果が期待できる「マニフレックス」ですが、評価を見ていると必ずしも良い評価というわけではないようでした。その実際はどうなのでしょうか?
悪い評価を鵜呑みにするのはよくないですが、何も知らずに購入してしまうと、もし問題が起きたときに対処できずに損したように感じてしまうこともあるかもしれません。
性能の良さは間違いありませんが、あえて辛口評価も見ておいて、あらかじめ対策を考えて、より完璧なものにしましょう。
1.カビが発生しやすい
カビの発生は「マニフレックス」の評価の中でも、最も多くみられる辛口評価です。
どういうことかというと、「マニフレックス」のどの商品にも使用されている芯材「エリオセル」は、オープンセル分子構造という特殊な作りになっており、
空気や水を呼吸するように吸収することが出来る構造になっているのです。
この効果により、睡眠時の汗を効率よく呼吸をするように吸い取ってくれるのです。
しかしながら、この通気性の良さが逆に問題になることがあります。
実はエリオセルは、空気や水を発散する「放湿性」よりも空気や水を効率よく吸収する「吸湿性」の方が優れた構造になっているそうなのです。
つまり、睡眠時の汗をどんどん吸い取ってくれるのはいいのですが、発散が追いつかず湿気がマットレスの裏側に溜まってしまう場合があるのです。
これがカビが発生しやすい原因です。
そもそも「マニフレックス」は元々イタリアの気候や住環境を研究して開発されたマットレスです。イタリアの気候というのは非常に空気が乾燥していますし、イメージでもあると思いますが、住居に関しても通気性の良い石造りが多いです。
そのため気候は多湿で、住居も機密性の高い家が多い日本においては放湿機能が十分に発揮されにくいということが言えるのです。
〈対策〉
そこで推奨されている手入れの方法としては、以下の通りです。
①部屋干しして湿気を逃がす
週に一回は直射日光を避け、風通しの良いところで陰干しする。
②ローテーションで湿気を溜めない
定期的にマットレス本体の向きをローテーションすることも湿気を溜めない方法として効果的です。
③除湿シートを活用する
マニフレックスの場合、通気性がいいため湿気はマットレスの中をすり抜け、下の方に溜まる傾向にありますので、除湿シートの併用は下に溜まった湿気を除去するのに非常に効果的です。
※マニフレックス製品に相性ばっちりのマニフレックス純正のマニシートネオも購入することができます。
2.長期保証に落とし穴があった
「マニフレックス」は、10年を超す他のマットレスとは一線を画す長期保証が付いています。
保証の対象となる内容は
・高反発フォーム「エリオセル」「エリオセルMF」の変形
・保証期間以内に復元力の低下で変形が生じた場合
このようにマットレスの芯材の不具合に関して保証されているようです。
…お気づきでしょうか?
そうです。
カビの発生に関しては保証対象になっていないのです。
カビが生えたから取り替えてもらおう!
と思っても実際は何もしてもらえないのです。保証が付いているからといって安易に考えているとこのようなときに後悔することになりますので注意が必要です。
なおさら最初に述べたカビ対策は必須と言えるでしょう。
3.腰痛が改善されないことがある
「マニフレックス」は豊富な種類から自分に合ったマットレスを選べるという点においてはメリットと言えるのですが、裏を返せば種類が多すぎて結局どれが自分に合うのか迷ってしまうという欠点もあるのです。
例えば、腰痛持ちの方が最もスタンダードなモデル246を選んだとします。これは、「マニフレックス」の中でも比較的安価で、かつ寝心地の良さに定評があり最も多く選ばれているマットレスの1つです。
しかし、このモデルは硬さが170Nという硬さに設定されています。実は、この硬さは体重80kg以上の人が理想とする硬さなので、体重が軽い女性や細身の方は十分に効果が得られないことがあるのです。
やはり元々が欧州の方向けに作られたマットレスなので小柄な日本人には硬すぎるのかもしれないので、体重が軽めの方は柔らかい素材のエリオセルMF、エリオセルソフト等が使用されているマットレスを選ぶとよいでしょう。
〈対策〉
対策としては、「マニフレックス」のそれぞれ商品の素材、硬さなどの性質をしっかり理解した上で、自分に合ったマットレスを選ぶということです。
分からないという方は、「マニフレックス」が実際に触って確かめられる店舗が全国に多数ありますので、そこで探すのもよいでしょう。アドバイザーの方がしっかり説明してくれるので非常にオススメです。
以上のようにしっかり辛口評価の内容も理解して最高の夜の寝心地を手に入れましょう。
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