腰痛対策でエアウィーヴを検討しているなら、少し視野を広げてモットン というマットレスも見てみましょう。必ず迷いが生じるはずです。
エアウィーヴは、寝心地の良さや腰痛対策でも圧倒的な人気と知名度を誇り、累計販売枚数は驚異の100万枚を超える程のまさに業界トップクラスのマットレスです。
一方、モットンは腰痛対策マットレスとして人気が非常に高く、累計販売本数も10万本を超えます。
「桁が1つ違うから大したことないんじゃ…」と思われた方、それは違います!
エアウィーヴは、ネットはもちろん通販番組や雑誌、CMなど様々な媒体を通して世界中に宣伝しています。おそらく一度は何かしらで見たことはあるのではないでしょうか?それだけの知名度を誇るため100万枚という数字は納得といえば納得です。
モットンはというと、実はネットのみでしか宣伝、広告されていません。にもかかわらず10万本以上という驚異の売り上げ本数を記録しているのですから、こちらもトップクラスのマットレスと言えるのです。
どちらを選べばいいのか迷ってしまう2つの高性能マットレスを後悔せず選ぶために、どこよりも細かく徹底比較し、より鮮明にしていきたいと思います。
1.【種類】
〈エアウィーヴ〉
エアウィーヴは、マットレスパッド、ベッドマットレス、敷布団の3つのパターンがあり、それぞれ種類が豊富です。
〈モットン 〉
モットン は、種類は無くシンプルにマットレスのみです。
モットン に比べエアウィーヴは、様々な種類があるため、より細かく好みに合わせて選ぶことができる点ではメリットかもしれません。
2.【価格】
〈エアウィーヴ〉
種類が多数ありそれぞれモットンと比較するのは難しいため以下スタンダードモデルと比較していきます。
〈モットン 〉
価格の差は歴然です。シングルサイズで約25,000円もの差がありますので単純に考えてモットンの方が手の届きやすい価格と言えます。
エアウィーヴのスマート025はシングルで27,000円でモットンより安いですが、厚さが3.5cmと非常に薄く、性能としてもあまり比較にならないかと思います。
3.【サイズ】
〈エアウィーヴ〉
シングル、セミダブル、ダブルサイズの3種類から選ぶことができます。
〈モットン 〉
モットンも同じくシングル、セミダブル、ダブルサイズの3種類から選ぶことができます。
エアウィーヴ、モットン共にほぼ同じサイズとなります。
4.【厚さ】
〈エアウィーヴ〉
6cm
芯材のエアファイバーが3.5cmとアウターカバー、インナーカバー合わせての厚さです。
〈モットン 〉
10cm
ほぼ高反発ウレタンフォームによる厚さです。
全体の厚さもモットン の方が厚くなっており、とくに芯材の厚さがエアウィーヴが3.5cmに対して、モットン は10cmのうち厚さのほとんどが芯材自体の厚さであるため、体を支える性能はモットンの方が高いと言えるでしょう。
5.【重さ】
〈エアウィーヴ〉
〈モットン 〉
シングルサイズでは、エアウィーヴ、モットンともにほとんど差はありませんが、サイズが大きくなるにつれて差が開くようです。エアウィーヴの方が薄く、芯材も90%が空気というエアファイバーが使用されているため、サイズが大きくなっても重くなりにくいのでしょう。
6.【硬さ】
〈エアウィーヴ〉
記載はありませんが、100N(ニュートン)ほどではないかという意見がみられます。
〈モットン 〉
100N、140N、170Nの3種類の硬さから選ぶことができます。
効率の良い睡眠をとるには、自分の体重に応じた硬さを選ぶ必要があります。
目安としては、
45kg以下 100N
46kg〜80kg 140N
81kg以上 170N
なので、3種類から硬さが選べるモットン は体重が重い人から軽い人まで幅広く対応することができるということです。
7.【製造】
〈エアウィーヴ〉
安心の日本製
〈モットン 〉
ちょっと不安な中国製
エアウィーヴは、日本で製造販売されている完全日本製です。一方モットン は、中国の工場で製造されている中国製です。そのため中国製と聞いて少し性能面に不安を持たれる方もいるでしょう。
8.【入手方法】
〈エアウィーヴ〉
ネット販売
店舗販売
〈モットン 〉
ネット販売のみ
エアウィーヴは、全国47都道府県のうち青森県、秋田県、山形県、佐賀県を除く43もの都道府県の百貨店などで店舗販売されています。また、海外でもアメリカ、中国、香港、台湾にも出店しています。そのためお近くの販売店で直接見て、触って、寝てみて実際の感触を確かめてから購入できるという点では非常にメリットと言えるでしょう。詳しい店舗はこちらより検索されてみてください。
一方、モットンは、ネットでの販売のみとなっていますので、実際に触って確かめるということができないのはデメリットかもしれません。
9.【品質保証と返品保証】
〈エアウィーヴ〉
品質保証3年
購入後30日以内返品可能
〈モットン 〉
購入後90日経過後14日間返品可能(品質保証も同日数可)
エアウィーヴには3年の品質保証が付いていますが、実はこの保証、製品そのものの保証ではなく、芯材のエアファイバーの変形した場合に対する保証なのです。
つまり、明らかにエアファイバーに凹みが生じていると判断されない限り保証されないということなので注意が必要です。
また、購入後30日以内であれば公式サイトのオンラインショップからの購入のみ返品が可能です。よく考えてみるとそれぞれやや中途半端かなという気がします。
一方モットンは、90日もの長い間じっくりと体感した後に返品が可能ですし、同日数品質保証も付いているので、安心かつ納得しやすいかと思います。
10.【耐久性】
〈エアウィーヴ〉
具体的な記載はなし
〈モットン 〉
10年以上
エアウィーヴは、具体的な記載なく、一般的な寝具と同様に長期間使用できるとだけ記載されています。
一般的な寝具の耐久性は3年〜5年と言われていますのでそれぐらいが妥当でしょう。また3年の品質保証が付いていることからも、最低3年はもつかと思います。
モットンは、8万回もの圧迫試験の結果、歪み率が4%にも満たないという結果を残しています。計算上10年以上使っても、ほとんど歪まない耐久性を誇ります。
11.【通気性】
〈エアウィーヴ〉
使用されている芯材エアファイバーは、90%が空気という構造であるため、通気性は抜群
〈モットン 〉
湿気を上から下へ流す特殊な構造をした高反発ウレタンフォームを使用しているため通気性はかなり良い
どちらも高い通気性を誇りますが、通気性に関しては、見た目のイメージでもわかるように90%が空気であるエアウィーヴが頭1つ抜けているでしょう。
12.【カビ対策】
〈エアウィーヴ〉
抜群の通気性により、カビの原因となる湿気がこもりにくいのに加え、芯材のエアファイバー自体も丸洗いすることができるのでカビ対策は万全だと言えるでしょう。
〈モットン 〉
通気性は優れているものの、エアウィーヴほどではなく、芯材のウレタンは洗うことができないので、こまめに立て掛けたり、除湿シートを使用したりしてカビ対策をする必要があります。
13.【ダニ対策】
〈エアウィーヴ〉
抜群の通気性により、ダニが好む湿気の対策は万全と言えるでしょう。しかし、ダニが全く発生しないということはまずないため、しっかり死滅させる必要があります。エアウィーヴの芯材エアファイバーは熱に弱いという欠点があるためダニを死滅させる50℃以上の温度に耐えられないため布団乾燥機等も使えません。そのため完全にダニを死滅させるのは難しいでしょう。
〈モットン 〉
モットンの芯材のウレタンフォームは、エアウィーヴほどではないですが通気性に優れています。またウレタンの素材自体がダニが侵入し隠れにくいきめ細やかな素材なのでダニの繁殖がしづらくなっています。仮にダニが発生しても、このモットンは耐熱性に優れ、唯一布団乾燥機が使えるウレタンを使用しているためダニを完全に死滅させることができるのです。
14.【暑さ対策】
〈エアウィーヴ〉
何度も述べているとおり、90%が空気である芯材エアファイバーにより、高度な通気性が確保されているため、夏場でも熱や湿気が困ることがなく、常に涼しげに寝ることができるでしょう。
〈モットン 〉
通気性は優れていると言えども、身体しっかりフィットするため夏場は熱がこもってしまい暑く感じてしまう方も多いようです。そのため、対策として下にすのこを置いて空気の逃げ道を作ってあげたり、除湿シートで湿気を出来るだけ取り除いてあげる必要があるかと思います。
15.【寒さ対策】
〈エアウィーヴ〉
寒さ対策がしづらいのがエアウィーヴの欠点と言えるでしょう。というのも、芯材のエアファイバーの通気性が良すぎるがために冬場は非常に寒く感じてしまう方も多いようです。また、エアファイバーは熱に弱く電気毛布や湯たんぽも使用できないため対策が取りづらいのです。
〈モットン 〉
モットン はウレタンフォームの中でも唯一耐熱性に優れた素材で、電気毛布や湯たんぽ、布団乾燥機の使用も可能となっていますので、寒さ対策がしやすいのがメリットと言えるでしょう。
16.【手入れのしやすさ】
〈エアウィーヴ〉
エアウィーヴのアウターカバー、インナーカバー、芯材のエアファイバーはそれぞれ取り外すことができ、全て洗濯機で洗うことができ常に清潔に保つことができます。
ただし、実際に洗うのは意外と大変であることを知っておいた方がいいでしょう。
重さはシングルで約7kgもあり軽くはありません。また、アウターカバー、インナーカバー、エアファイバーを1つ1つ取り出し、それぞれ洗った後はまたそれらを入れ直すという手間がかかります。
特に、芯材のエアファイバーはカサつくのでカバーの中に入れるときにスムーズにいきにくいです。さらに天日干しも布団乾燥機もドライヤーもダメなので乾燥させるのにかなりの時間を要します。
そのため全部洗えるという機能面は優れていてもお手軽かというとやや疑問点です。
〈モットン 〉
モットンは専用のカバーは洗濯できますが、芯材のウレタンフォームは丸洗いはできません。そのためウレタン自体が汚れた際は非常に手間がかかります。
マットレスの正しい汚れの取り方はこちら
また、上から下へ湿気を吸収するはたらきがある分、敷きっぱなしにすると湿気が底面に溜まってしまいカビの原因となるので、除湿シートやすのこを下に敷いたり、週に一回程度は風通しの良いところに立て掛ける必要があるので、こちらもお手軽に手入れができるかというとそうでもなさそうです。
17.【寝心地】
〈エアウィーヴ〉
エアウィーヴの厚さは約6cmありますが、これは芯材のエアファイバー約3.5cmをインナーカバーとアウターカバー合わせて2.5cmが覆うという構造になっています。エアファイバー自体は高反発でやや硬くごわごわしていますが、それを柔らかく肌触りの良い2種類のカバーで覆っているため非常に寝心地がいいです。
〈モットン 〉
厚みが10cmありますが、カバーはベロア生地で肌触りは良いものの、非常に薄く、ほとんど芯材のウレタンの厚みで構成されています。身体をしっかり支えて負担を減らす機能は十分ですが、ウレタンの上にそのまま寝ているというような感覚で、エアウィーと比べ非常に寝心地が良いとまでは言えないかもしれません。
18.【収納・持ち運びのしやすさ】
〈エアウィーヴ〉
エアウィーヴは高反発ながら、厚さは6cmで柔軟性があるため普通の布団同様三つ折りにすることができます。シングルで約7Kgという重さがありますが、ほぼ普通の布団と同じ感覚で持ち運び、収納できると思って問題ないでしょう。
〈モットン 〉
モットン は厚さが10cmもあるため、三つ折りは可能ですが、非常に分厚く、専用のバンドでとめる必要がありますし、なりかなりスペースをとってしまいます。重さもサイズが大きくなるにつれエアウィーヴと比べ重くなるので、収納、持ち運びという点ではエアウィーヴの方が優れているといえるでしょ。
19.【使い勝手】
〈エアウィーヴ〉
種類が豊富なため、様々なシチュエーションに合わせたモデルを選ぶことができますが、今回比較しているマットレスパッドのスタンダードモデルに絞って考えると、単体で寝ると底つき感があるため、既存のベッドマットレスや布団の上に敷いて使用するパターンのみとなります。
〈モットン 〉
種類はマットレスタイプのみですが、厚さが10cmもあるため、単体で床や畳の上に直接敷いて使用することもできますし、エアウィーヴ同様既存のベッドマットレスの上に敷くこともできるので、非常に使い勝手が良いマットレスと言えるでしょう。
20.【腰痛対策】
〈エアウィーヴ〉
・寝返りしやすい復元性の高さ
腰痛の原因の1つとして、就寝時の寝返りが少ないことがあげられます。寝返りが減少すると、体が接している面の血流が滞ってしまい、その筋肉を硬くしてしまうからです。
エアウィーヴの芯材エアファイバーは、非常に復元性が高い素材です。
復元性が高いというのはどういうことかというと、素材を指でぐっと押してみると、しなやかに形が変わりますが、指を離した途端、離れて行く指に追いつくような素早さで元の形に戻るというようなイメージです。
グラフでも分かるように、エアウィーブは体重に比例して反発力が大きくなっていきます。
つまり、復元性が高いエアウィーヴの上で寝返りを打てば、動きたい方向に、エアファイバーが適度な反発力で身体を押し上げてくれるので、寝返りが非常に楽になるのです。
・優れた体圧分散性
通常、一般的なマットレスで寝ると重心の大きい肩周りや腰周りに圧力がかかってしまい、長時間その状態が続くと負担が大きくなり肩コリや腰痛の原因となります。
図から、寝たときの頭、肩、腰、脚への圧力の偏りが、エアウィーヴを使うことで解消されていることが分かるでしょう。エアファイバーが、あらゆる方向から体を支えるため、均等に体圧を分散してくれているのです。
〈モットン 〉
・体圧を分散してくれると同時に、しっかりと身体を支えてくれる
モットン の高反発ウレタンフォームも、復元性が高く、体圧が大きいお尻まわりが沈み込みすぎるということは全くありません。そのためバランスよく全身を支えてくれ、背骨や骨盤の位置を常に正常に保つことができます。
・寝返りのしやすさ
先程寝返りが腰にはすごく重要ということを述べましたが、「モットン」は適度な反発力により非常に寝返りが打ちやすく、無駄がなく効率のいい寝返りができ、本来すべき適正の回数の寝返りをうつことができます。これにより睡眠時も十分な血流やリンパの流れを正常に保つことができ、血流不足による筋肉の緊張を防ぐことができます。
どちらも腰痛対策は万全のように感じますが、決定的な違いがいくつかあります。
①芯材の違い
エアウィーヴの芯材の厚さはわずか3.5cm、体圧分散に優れていると言えどもやや物足りない部分があります。
一方、モットンの芯材の厚さは10cmです。身体を支える性能は圧倒的です。また、モットンは自分の体重にあった硬さを選べるので、さらに腰痛対策の効果を発揮しやすいと言えます。
②用途の違い
エアウィーヴ(今回はマットレスパッドの場合)は既存のベッドマットレスや布団の上に敷いて使用するタイプです。そのためエアウィーヴの性能がいくら良くても、その下の既存の寝具が凹んでいたり、歪んでいたりするとエアウィーヴの効果は半減してしまうのです。
対してモットンは、単体で使用することができるので、芯材そのものの効果を受けることができます。
以上の点から腰痛対策に関してはモットン の方が優れていると言えるでしょう。
《まとめ》
なんと○の数は互角でした。
詳しく○の内容を見てみると、
エアウィーヴは、気持ちよく快適に寝るための項目が優れており、
モットンは、腰痛改善に関わる項目が優れていることがわかります。
ようするに、気持ちよく快適な睡眠を優先される方はエアウィーヴ
しっかり腰痛対策をしたい方は断然モットンを選んだ方がいいと言えるでしょう。
これはあくまでも私個人の意見ですが、参考になれば幸いです。
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