東京西川の高反発マットレスボナノッテと同じく高反発マットレスのマニフレックスでどちらを選んだら良いかしっかり見極めることはできますか?
ボナノッテは、ワールドカップで日本人唯一の3大会連続ゴールを決めたサッカー日本代表のエースストライカー本田圭佑選手がイメージキャラクターをつとめる高反発マットレスで、東京西川が最高の睡眠や腰痛対策のために長年研究開発した看板商品の1つです。
マニフレックスもまた、サッカー日本代表の香川真司選手や前人未到のオリンピック柔道3連覇を達成した野村忠宏選手など、数多くのトップアスリートが愛用している非常に人気が高い高反発マットレスです。
この2つの高性能マットレスを見極め、どちらを選べばいいのか明確にしていきます。
1.【種類】
〈ボナノッテ 〉
ボナノッテは、三つ折りができる敷き布団タイプと直接ベッドフレームに置いて使用するベッドタイプの2種類から選べぶことができます。
〈マニフレックス〉
マニフレックスは大きく分けて3パターンあり、それぞれ多数の種類があります。
マニフレックスの種類の詳細はこちらにも記載しています。
ボナノッテより圧倒的に多くの種類がありますので、より自分の目的や好みに合わせて選ぶことができます。
2.【価格】
〈ボナノッテ 〉
三つ折りタイプとベッドマットレスタイプの2種類あるため、以下ボナノッテのベッドタイプと比較していきます。
〈マニフレックス 〉
マニフレックスも多数の種類があり、すべて比較するのは難しいため、以下最もオーソドックスで人気の高いモデル246と比較していきます。
価格は約1,000円〜3,000円程度の差で、シングル・セミダブルサイズではボナノッテが、ダブルサイズではマニフレックスが若干高くなっています。
3.【サイズ】
〈ボナノッテ 〉
シングル、セミダブル、ダブルサイズの3種類から選ぶことができます。
〈マニフレックス 〉
マニフレックスはセミシングル、シングル、セミダブル、ダブル、クイーンサイズの5種類から選ぶことができます。
長さは全て195cmです。
マニフレックスがセミシングルからクイーンサイズまで選べる分多くのサイズが選べることになります。
4.【厚さ】
〈ボナノッテ 〉
15cm
〈マニフレックス 〉
16cm
厚さは、ボナノッテ15cmに対して、マニフレックスは16cmです。1cmマニフレックスの方が厚みがありますが、ほぼ同じと思っていいでしょう。
5.【硬さ】
〈ボナノッテ 〉
122N
〈マニフレックス〉
170N
特に腰痛もちの人が効率の良い睡眠をとるには、寝返りのしやすい自分の体重に合った硬さを選ぶ必要があります。
目安としては、
45kg以下 100N
46kg〜80kg 140N
81kg以上 170N
なのですが、ボナノッテは122Nなので、比較的体重の軽い女性などに適していると言えます。一方で170Nあるマニフレックスは高い反発力があり、しっかり身体を支えてくれますが、目安をみると特に比較的体格のいい人に適した硬さであるということが言えるでしょう。
6.【製造】
〈ボナノッテ 〉
やや不安な中国製
〈マニフレックス〉
高級感漂うイタリア製
ボナノッテ は中国の工場で製造されている中国製です。そのため中国製と聞くと性能にやや不安を覚える人もいるでしょう。
一方マニフレックスは、「オコテックス(Oko-Tex)スタンダード100」認定の製品です。
オコテックス・スタンダード100とは、繊維素材が人体にも自然にも無毒でアレルギーのレベルも低いということを証明する国際規格で、ヨーロッパではその基準の高さも良く知られており、信憑性の高いライセンスです。
そのため、マニフレックスは品質は間違いありません。
7.【入手方法】
〈ボナノッテ 〉
ネット販売
店舗販売
〈マニフレックス〉
ネット販売
店舗販売
ボナノッテ は、全国各地のイトーヨーカドーで購入可能ですので、お近くの店舗で直接寝てみて実際の感触を確かめてから購入できます。詳しい店舗はこちらより検索されてみてください。
一方、マニフレックスもネット販売に加え、全国35の都道府県に約130店舗ものマニランドと呼ばれるマニフレックス専門の認定取扱い店が出店してありますので、実際に自分でマットレスの寝心地を試すことができます。接客も丁寧で、さらにそこには特別研修プログラムを修了した、製品説明及びカウンセリングの出来る専門スタッフ「マスター販売員」が常駐していますので、的確なアドバイス受けることができ、より納得して購入することができます。
どちらも取扱店で試し寝ができますが、販売店の多さや専門的なアドバイスなどの対応的にも、マニフレックスの方がボナノッテを上回っていると思います。そのためより納得もしやすいでしょう。
8.【品質保証と返品保証】
〈ボナノッテ 〉
品質保証12年
返品保証なし
〈マニフレックス〉
品質保証12年
返品保証なし
ボナノッテ には12年の品質保証が付いています。しかし、この保証は芯材自体の変形・歪みなどに対する保証で、カビや汚れなどは対象にならないので注意が必要です。
一方マニフレックスも同じく品質保証が12年もついています。保証内容も芯材の変形したときに対する保証ですので、保証に関しては全く互角です。
9.【耐久性】
〈ボナノッテ 〉
具体的な記載はない
〈マニフレックス 〉
10年以上
ボナノッテ は、具体的な記載ないですが、保証が12年ということなので、それだけ耐久性に自信があるのでしょう。
マニフレックスは、ドイツの工業規格LGA-GERMANYの認定も受けています。
厚みが半分に圧縮されるようにプレスする工程を8万回繰り返した結果、厚みの低下率がなんと2.5%(LGA基準の5%以下)、弾性の低下率が9%以下(LGA基準の30%以下)という驚きの結果を出しています。計算すると10年以上使っても2.5%も凹まないのです。
10.【通気性】
〈ボナノッテ 〉
ボナノッテ は東京西川独自の芯材ファインセル(R)を使用しており、立体的な多孔質構造となっているため、他のウレタンと違い非常に通気性に優れています。また、片面にメッシュ生地、もう片面にニット生地とリバーシブル仕様となっていますが、夏場はメッシュ生地の面を使用するとさらに通気性をアップさせることができます。
〈マニフレックス〉
芯材エリオセルはオープンセル分子構造という特殊な構造のため、空気や水を呼吸するよう吸収してくれるため、睡眠時の汗を吸ってそれを発散させてくれます。
通気性はどちらも優れており、互角といったところでしょう。
11.【カビ対策】
〈ボナノッテ 〉
ボナノッテは通気性に優れているので、カビが好む湿気がたまりにくくなっています。しかし、マットレスを敷きっぱなしにしていると底面に湿気がこもってしまいカビが発生しやすくなるので、ベッドフレームをすのこタイプにするなどして工夫する必要があります。
〈マニフレックス 〉
こちらも通気性は優れていますが、さすがに敷きっぱなしで放っておくとカビが生えやすくなります。また、芯材のエリオセルは洗うことができないので、こまめに風通しの良いところに立て掛けたり、専用の除湿シート「マニシート・ネオ」を使用したりしてカビ対策をする必要があります。これは【マニフレックスの正規通販】でも購入できます。
12.【ダニ対策】
〈ボナノッテ 〉
ダニを死滅させる条件は、湿度を下げることと50℃以上の温度に熱することです。ボナノッテは通気性に優れているので湿気に関しては問題ないでしょう。しかし、熱するという作業がどうなのかが問題です。マットレスを熱する場合、布団乾燥機を使うのがバストですが、ボナノ布団乾燥機等で熱しても問題ないという記載はありませんので、あまり推奨はしていないのかもしれません。かといって 全くダメとも限りませんので、布団乾燥機を使用する際は自己責任となります。
〈マニフレックス〉
マニフレックスも、外部会社のバイエル社にて「アクチガード加工」を側地素材に施していますので、公的にダニ防止、抗アレルギー加工品が認められた製品なのです。これは通常のマットレスであまりみられないことです。
また、芯材のエリオセルは
というように耐熱性に優れ、布団乾燥機の熱にも耐えることができるという記載があるので、ダニを完全に死滅させることができるのです。そのためダニ対策は万全と言えます。
効果的なダニの除去方法の詳細はこちら
13.【寝心地】
〈ボナノッテ 〉
15cmの厚さがあるため底つき感なく寝ることができます。しかし、高反発ながら比較的柔らかいため、体重が中程度以上の人は柔らかすぎると感じることもあるかもしれません。
〈マニフレックス〉
マニフレックスも、16cmの厚さがあり、生地にもこだわっています
ので肌触りもよく非常に寝心地はいいです。ただ170Nという高い反発力のため、体格の良いアスリートや体重が重めの人にとっては非常に寝心地がいいのですが、体重が軽い人にとってはやや硬く感じることがあるかもしれません。
どちらも寝心地の良さはいいですが、それぞれ多少の体格差によって寝心地の良し悪しが変わることがあります。
14.【収納・持ち運びのしやすさ】
〈ボナノッテ 〉
三つ折りタイプは持ち運びに便利ですが、今回比較しているのは厚さ15cmのベッドタイプなので持ち運びは非常に困難です。
〈マニフレックス 〉
今回のマニフレックスのモデル246も、ベッドマットレス専用なので非常に重く、シングルでも12Kgもの重さがあります。そのため収納はもちろん持ち運ぶということも困難です。たまに湿気対策として立て掛ける程度となるでしょう。
15.【使い勝手】
〈ボナノッテ 〉
今回比較しているボナノッテはベッドタイプなので、基本的にはベッドフレームの上にしか置くことはありませんので、使い勝手がいいとは言えません。
〈マニフレックス〉
マニフレックスのモデル246も同じくベッドマットレス専用なので使い勝手がいいとは言えません。
16.【腰痛対策】
〈ボナノッテ 〉
・高い体圧分散性能
ボナノッテは芯材に東京西川独自に研究開発した、ファインセルⓇという芯材が使用されており、これは優れたクッション性と復元性を兼ね備えた高反発ウレタンフォームです。
図で見ても分かるように、非常に体圧分散に優れ、腰や背中など沈み込みがある部分にかかる負担を減らすと同時にしっかりと体を支える反発力もあるので、どんな姿勢でも理想的な背骨の形状を保つサポートをしてくれます。
〈マニフレックス〉
高い反発力による寝返りのしやすさ
芯材エリオセルの高い反発力により寝返りをしてもすぐに押し上げる力が働くので、非常に寝返りがしやすく腰への正常な血流の維持にもつながります。
体圧分散も優れている
芯材エリオセルは全身の体圧をバランスよく分散させて押し上げ、背骨や腰部のカーブに自然に合わさるようになっています。図を見てもボナノッテ劣らず、しっかり体圧を分散しているのがわかります。
どちらも腰痛対策に非常に適しているような感じがしますが、実はこの2つには決定的な違いがあるのです。
・硬さ(反発力)の違い
項目5でも述べましたが、ボナノッテ は高反発マットレスですが、反発力は122Nです。これは体重が50〜60Kg程度の人に最も適した硬さなのです。対象の人にとっては、体にしっかりフィットし体圧を分散することができ、さらに寝心地も申し分ないかと思います。しかし、体重が80Kgを超えてくるような人にとっては、腰痛対策に必要な身体を押し返して支える反発力が弱すぎて腰が沈み込み過ぎる恐れがあります。そのため腰への負担が大きくなり、寝返りもうちにくくなるので、腰への血流が滞り筋肉の硬直引き起こしやすくなるのです。
対してマニフレックスはボナノッテ と逆で、反発力が170Nなので体重が80Kg以上の人に適した硬さとなります。つまり、体重が軽めの人たちにとっては反発力が強すぎて、身体が沈まず体圧の分散がしづらくなってしまうのです。
以上の点から腰痛対策に関しては、使用する人の体格によって違うので、しっかり自分の体格を把握してどちらが自分に合っているか判断する必要があります。
《まとめ》
○の数は5対0でマニフレックスに軍配が上がりました。
マニフレックスの圧勝のように見えますが、詳しく内容を見てみると、
最も肝心な、寝心地や腰痛対策は互角であることがわかります。先ほど述べたように、体重が軽めの人はボナノッテを、重めの人はマニフレックスを選ぶのが正解ということです。
ただ、安全面や品質の維持はマニフレックスの方が優れていますし、種類が圧倒的に多いので、モデル246以外にも目を通してみると、自分に合ったモデルが必ず見つかるはずです。
なので私個人的には、マニフレックスをオススメいたします。
これはあくまでも私個人の意見ですが、参考になれば幸いです。
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