寝心地の良いマットレスの代表トゥルースリーパーがモットンに勝てない理由を知っていますか?
寝心地がいいマットレスと言えば、トゥルースリーパーが最初に思い浮かぶ人は多いのではないでしょうか。
トゥルースリーパーは10年以上前にテレビショッピングなどで宣伝されて以来寝心地の良さで一世風靡し、今も進化し続けている売り上げNo. 1の低反発マットレスです。
しかし、今腰痛対策としてはあまり支持されておらず、モットンという腰痛対策マットレスに遠く及ばないという口コミや意見が多数あるのです。
モットンとは、トゥルースリーパー違いネットのみでしか扱われていないにもかかわらず10万本以上という驚異の売り上げ本数を記録しているトップクラスのマットレスです。
では、なぜトゥルースリーパーがモットン に劣るのか、どこよりも細かく徹底比較し、より鮮明にしていきたいと思います。
そうすることで納得してモットンを選ぶことができるでしょう。
では、2つを比べていきます。
1.【種類】
〈トゥルースリーパー〉
トゥルースリーパーは、オーバーレイ(今使っている寝具の上に敷く)タイプと、そのまま畳の上などに敷ける布団タイプ(三つ折り)の2パターンがあり、それぞれいくつかの種類があります。
〈モットン 〉
モットン は、種類は無くシンプルにマットレスのみです。
モットン に比べトゥルースリーパーは、様々な種類があるため、自分の好みに合わせて種類を選ぶことができる点ではメリットかもしれません。
2.【価格】
〈トゥルースリーパー〉
多く種類があり、全てを比較するのは難しいため以下最もオーソドックスで人気なトゥルースリーパープレミアムと比較していきます。
〈モットン 〉
価格はシングルサイズで約15,000円トゥルースリーパーの方が安くなっています。単純に価格だけ考えればトゥルースリーパーの方が手の届きやすい価格と言えます。
3.【サイズ】
〈トゥルースリーパー〉
シングル、セミダブル、ダブル、クイーンサイズの4種類から選ぶことができます。
〈モットン 〉
モットンはシングル、セミダブル、ダブルサイズの3種類から選ぶことができます。
サイズのバリエーションは、トゥルースリーパーの方がクイーンサイズを選べる分優れています。
4.【厚さ】
〈トゥルースリーパー〉
5cm
〈モットン 〉
10cm
厚さは、トゥルースリーパーの5cmに対して、モットンは倍の10cmあるため、身体を支える性能は圧倒的にモットンの方が高いと言えるでしょう。
5.【重さ】
〈トゥルースリーパー〉
〈モットン 〉
重さは、トゥルースリーパーの方が薄い分かなり軽くなっています。
6.【硬さ】
〈トゥルースリーパー〉
40N
〈モットン 〉
100N、140N、170Nの3種類の硬さから選ぶことができます。
効率の良く腰痛対策をするには、自分の体重に応じた硬さを選ぶ必要があります。
目安としては、
45kg以下 100N
46kg〜80kg 140N
81kg以上 170N
と言われています。
トゥルースリーパーは40Nという「低反発」に属する柔らかさです。後ほど詳しく説明しますが、この柔らかさは寝心地がいい反面、腰痛対策としては柔らかすぎる硬さと言えます。
一方モットンは、腰痛対策に適した3種類の硬さから選べぶことができます。そのため体重が重い人から軽い人まで幅広く腰痛対策として対応することができるのです。
7.【製造】
〈トゥルースリーパー〉
安心の日本製
〈モットン 〉
ちょっと不安な中国製
トゥルースリーパーは、日本で製造販売されている完全日本製です。一方モットン は、中国の工場で製造されている中国製です。そのため中国製と聞いて少し安全面に不安を持たれる方もいるでしょう。
8.【入手方法】
〈トゥルースリーパー〉
ネット販売
店舗販売
〈モットン 〉
ネット販売のみ
トゥルースリーパーは、主に関西、中部、関東、北信越地方販売店があります。そのため対象の地域の人たちはお近くの販売店で直接寝てみて実際の感触を確かめてから購入できるという点では非常にメリットがあります。詳しい店舗はこちらより検索されてみてください。
一方、モットンは、ネットでの販売のみとなっていますので、実際に触って確かめるということができないのはデメリットかもしれません。
9.【品質保証と返品保証】
〈トゥルースリーパー〉
品質保証1年
購入後60日以内返品可能
〈モットン 〉
購入後90日経過後14日間返品可能
(品質保証も同日数可)
トゥルースリーパーには1年の品質保証(交換保証)が付いています。また、購入後60日以内であれば返品が可能ですので、充実した保証と言えます。
一方モットンは、トゥルースリーパーよりさらに1ヶ月長く、90日もじっくりと体感した後に返品が可能で、同日数品質保証も付いているので、安心かつ納得して購入できるかと思います。
10.【耐久性】
〈トゥルースリーパー〉
具体的な記載はない
〈モットン 〉
10年以上
トゥルースリーパーは、具体的な記載ないですが、口コミ等では3〜5年、7年経っても大丈夫という人もいるようです。
モットンは、8万回もの圧迫試験の結果、歪み率が4%にも満たないという結果を残しています。計算上10年以上使っても、ほとんど歪まない耐久性を誇るのです。
耐久性に関しては、モットンの方が優秀なようです。
11.【通気性】
〈トゥルースリーパー〉
トゥルースリーパーに使われるウレタンフォームはあまり通気性がよくありません。そのため夏場などは特に熱がこもって暑苦しいという意見も多数あります。
〈モットン 〉
湿気を上から下へ流す特殊な構造をした高反発ウレタンフォームを使用しているため通気性はかなり良いです。
通気性もモットン の方が優れていると言えます。
12.【カビ対策】
〈トゥルースリーパー〉
先ほど述べたように、トゥルースリーパーのウレタンフォームはあまり通気性がよくないので、熱や汗による湿気がこもりやすいためカビが発生しやすい傾向にあります。そのため頻繁にに風通しの良いところで湿気を飛ばす必要があります。
〈モットン 〉
通気性は優れていますが、常に敷きっぱなしにしているとさすがにカビが発生する恐れがあるので、定期的に風通しの良いところに立て掛けたり、除湿シートを使用したりしてカビ対策をする必要はあります。
13.【ダニ対策】
〈トゥルースリーパー〉
通気性があまりよくなく、湿気がこもるとダニも発生しやすいため、項目12のカビ対策同様、頻繁に湿気を取り除く作業が必要です。ダニを死滅させるには50℃以上の温度に熱する必要があるのですが、幸いトゥルースリーパーは布団乾燥機等で熱しても問題ないようなので、ダニを死滅させることは可能でしょう。
〈モットン 〉
モットンの芯材のウレタンフォームは、通気性に優れており、ダニが発生しにくくなっています。このウレタンフォームはダニが好まない素材なのでダニが住み着いたり、繁殖がしづらくなってるので安心です。仮にダニが発生しても、このモットンは耐熱性に優れ、布団乾燥機で熱することができるためダニを完全に死滅させることもできるのでダニ対策としては万全と言えます。
14.【手入れのしやすさ】
〈トゥルースリーパー〉
トゥルースリーパーは専用のカバーは洗濯できますが、芯材のウレタンは丸洗いはできませんし、天日干しもできません。そのためウレタン自体が汚れた際は非常に面倒です。
マットレスの正しい汚れの取り方はこちら
また、何度も述べているとおり通気性がよくない分、頻繁に風通しの良いところで湿気を飛ばす手間もかかるので手入れがしやすいとは言えないでしょう。
〈モットン 〉
モットンも同様に専用のカバーは洗濯できますが、芯材のウレタンフォーム自体は丸洗いはできませんので、ウレタン自体が汚れた際はやっかいです。また、上から下へ湿気を流して通気性を保つ性質があるため、敷きっぱなしにすると湿気が底面に溜まってしまいカビの原因となるので、除湿シートやすのこを下に敷いたり、週に一回程度は風通しの良いところに立て掛ける必要があるので、こちらも手入れが簡単かというとそうでもないですが、トゥルースリーパーほど頻繁に風通しの良いところに置く必要はないでしょう。
15.【寝心地】
〈トゥルースリーパー〉
寝心地の良さは、トゥルースリーパーの専売特許のようなものです。低反発なので柔らかく、ふわっと身体を包み込むような寝心地で入眠もスムーズにいくでしょう。また体温など温度によって硬さが変わるため、各個人の身体にオーダーメイドのようにしっかりフィットするのも寝心地の良さの要因でしょう。
〈モットン 〉
厚みが10cmありますが、ほとんど芯材のウレタンの厚みで構成されています。身体をしっかり支えて負担を減らす機能は十分ですが、ウレタンの上にそのまま寝ているというような感覚で、トゥルースリーパーと比べやや硬いような印象があるでしょう。
16.【収納・持ち運びのしやすさ】
〈トゥルースリーパー〉
トゥルースリーパーは厚さは5cmと薄く、柔軟性があるため普通の布団よりも簡単に薄く畳んだり、コンパクトに丸めたりすることができます。また、シングルで約4.6Kgと軽いので持ち運びも収納も非常にしやすいのはメリットでしょう。
〈モットン 〉
モットン は厚さが10cmもあるため、三つ折りは可能ですが非常に分厚く、かなりスペースをとってしまいます。重さもトゥルースリーパーと比べ重いので収納、持ち運びという点ではトゥルースリーパーの方が優れているといえるでしょう。
17.【使い勝手】
〈トゥルースリーパー〉
今回比較しているトゥルースリーパープレミアムは、オーバーレイタイプなので既存のベッドマットレスや布団の上に敷いて使用するパターンのみとなります。
〈モットン 〉
種類はマットレスタイプのみですが、厚さが10cmもあるため、単体で床や畳の上に直接敷いて使用することもできますし、トゥルースリーパー同様、既存のベッドマットレスの上に敷くこともできるので、非常に使い勝手が良いマットレスと言えるでしょう。
18.【腰痛対策】
〈トゥルースリーパー〉
・優れた体圧分散性
通常、一般的なマットレスで寝ると重心の大きい肩周りや腰周りに圧力がかかってしまい、負担が大きくなり肩コリや腰痛の原因となります。
ですが、写真や図で分かるように、寝たときの頭、肩、腰、脚への圧力の偏りが、トゥルースリーパーで寝ることで解消されていることが分かると思います。
これにより、腰への負担を減らすことができます。
〈モットン 〉
・体圧を分散してくれると同時に、しっかりと身体を支えてくれる
モットン の高反発ウレタンフォームも、復元性が高く、体圧が大きいお尻まわりが沈み込みすぎるということは全くありません。そのためバランスよく全身を支えてくれ、背骨や骨盤の位置を常に正常に保つことができます。
・寝返りのしやすさ
モットンは適度な反発力により非常に寝返りが打ちやすく、無駄がなく効率のいい寝返りができ、本来すべき適正の回数の寝返りをうつことができます。これにより睡眠時も十分な血流やリンパの流れを正常に保つことができ、血流不足による筋肉の緊張を防ぐことができます。
どちらも腰痛対策には良さそうに感じますが、決定的な違いがいくつかあります。
①厚さの違い
トゥルースリーパー厚さはわずか5cmと薄く、体圧分散に優れていると言えども身体を支える性能にやや不安が残ります。また、その薄さゆえに下に敷いているベッドや布団の影響も受けてしまうこともあります。つまり、トゥルースリーパーの下に敷いているベッドや布団が歪んだりしていると、その歪みの影響をトゥルースリーパーが完全に解消しきれないことがあるということです。
一方、モットンの芯材の厚さは10cmと倍の厚さがあるので身体を支える性能は圧倒的にトゥルースリーパーより優れています。
②硬さの違い
トゥルースリーパーは「低反発」マットレスなので、非常に柔らかく寝心地はトップクラスだと思いますが、腰痛対策としては、身体を押し返して支える機能が弱すぎて腰が沈み込み過ぎる恐れがあります。そのため腰への負担が大きくなり、寝返りもうちにくくなるので、腰への血流が滞り筋肉の硬直引き起こしやすくなるのです。
さらに項目15で述べた、温度によって硬さが変わるという機能が腰痛持ちには非常に悪影響を及ぼします。腰の負担を減らすには常に体圧をバランスよく分散させる必要がありますが、温度によって硬さが変わってしまっては、1年で気温が大きく変わる日本において常に効率のいい体圧分散は期待できないのです。
対してモットンは、高反発の芯材で沈み込み過ぎることもありませんし、3種類の硬さから選ぶことができるので、より多くの体格の人に対応できるようになっています。さらに1年中芯材の硬さが変わらないので常に効率良く体圧を分散することができるのです。
以上の点から腰痛対策に関してはモットン の方が断然優れていると言えるでしょう。
《まとめ》
○の数は10対8でモットンに軍配が上がりました。
詳しく○の内容を見てみると、
寝心地や手頃さに関しては、さすが低反発では売り上げNo.1だけあってトゥルースリーパーが1つ上をいくようです。
しかし、腰痛改善、耐久性、品質の維持に関しては圧倒的にモットン が優れていることがわかります。
ようするに、手軽に気持ちよく快適な睡眠をとりたいという人はトゥルースリーパーで十分満足できると思います。
ただ、長く、なおかつしっかり腰痛対策をしたい方は断然モットンを選んだ方がいいのです。
これがトゥルースリーパーはモットンに遠く及ばないという理由です。
これはあくまでも私個人の意見ですが、参考になれば幸いです。
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