最終的にエムリリーとモットンで迷ったときの失敗しない選び方とは
エムリリーは、サッカーのイングランドプレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドの公式寝具スポンサーとして、選手たちの質の高い睡眠をサポートしています。そのエムリリーが提供しているマットレスは、世界的に有名で日本でも徐々に知名度が高くなりつつある高性能マットレスなのです。このエムリリーに、目をつけた方はおそらく睡眠不足や腰痛などに悩まされているのではないかと思いますが、その悩みを解決に導くマットレスである可能性は非常に高いでしょう。
一方、モットンとは、日本のプロ野球で50歳まで現役で活躍し、数々の記録を残したレジェンド山本昌投手が愛用している腰痛対策マットレスで、ネットのみでしか扱われていないにもかかわらず10万本以上という驚異の売り上げ本数を記録しているトップクラスの腰痛対策マットレスです。
エムリリーもモットンも非常に期待値の高いマットレスと言えるのではでしょうか?
様々なマットレスがある中で、ようやくこの2つに絞りこんでも、なかなか選ぶ決め手が見つからない。どうしても決められない。そのようなこともあるでしょう。
そこでこの2つのマットレスで迷ったときの失敗しない選び方を明確にしていきましょう。
マットレスを選ぶ上で大切なこと
マットレスにはそれぞれの特徴があります。そのため、マットレスを選ぶ際にただ漠然と「寝やすいのはどれかなぁ〜」という感じで探していては迷ってしまってなかなか決めることはできません。
自分が何を最も重視して選ぶのかしっかり決めておく
マットレスを選ぶとき必ず目的があるはずです。
一人暮らしの学生などで、あまりお金をかけられない場合
→コスパがいいものがいい
体重が重い人の場合
→反発力と耐久性が高いものがいい
とにかく腰痛を改善させたい場合
→より腰痛対策できるものがいい
となるはずです。
このように自分の目的に合わせて優先順位をつけておくと選ぶべきマットレスがかなり明確になります。
比較するマットレスの明らかな違いをみつける
とくにエムリリーやモットンの場合、どちらも基本的な性能は申し分ありません。そのためなかなか選ぶのが難しくなります。この場合、2つのマットレスで明らかに違う特徴が必ずあるはずなので、その違いと自分の目的を照らし合わせて比較するとより確実に選ぶことができます。
エムリリーとモットンの目的別の比較
これからさらに、この2つの高性能マットレスを細かく比較し、どちらを選べばいいのか明確にしていきましょう。
寝るパターンで選ぶ
まず、寝るといっても
・フローリングや畳の上に直接敷いて寝る
・今使っている布団の上に乗せて寝る
というような様々なパターンがあるので、自分がどのパターンで寝たいのかで比較して選びましょう。
〈エムリリー〉
エムリリーはシリーズも豊富で、最高級ベッドマットレスの「ハイブリッドマットレス」、柔らかめの「エコヘルスシリーズ」、新感覚の「優反発シリーズ」があり、さらにエコヘルスシリーズ、優反発シリーズに関してはマットレスタイプ、三つ折りタイプ、トッパータイプと3種類のタイプから選ぶことができます。
ハイブリッドマットレス
エコヘルスシリーズ
スマートフォーム(優反発シリーズ)
〈モットン 〉
モットンは、種類は無くシンプルにマットレスタイプのみです。
2つのマットレスを比較すると、これだけでどちらを選ぶべきが決まってしまう場合があります。
①今使っている布団の上に敷いて寝たい場合
→この場合、トッパータイプがあるエムリリーしか選択肢がありません。
②本格的なベッドマットレスで寝たい場合
→この場合も、ベッドマットレスがあるエムリリーしか選択肢がありません。
つまり①②の2つのパターンでは、必然的にモットンではなくエムリリーを選ぶことになります。もし、寝るパターンでマットレスを選ぶならここでどちらを選ぶか確定するわけです。
エムリリーの種類で迷う場合はこちら
③フローリングや畳の上に敷いて寝る場合
この場合は、エムリリーとモットンどちらも対応するので、さらに目的を絞る必要があります。以下、他の目的別の比較も参考にした方がいいでしょう。
サイズで選ぶ
基本的に1人の場合シングルサイズを選ぶと思いますが、「もっとゆったり寝たい」という方はセミダブルやダブルサイズを、「自分は小柄だしそんなに大きくなくてもいい」という方はセミシングルサイズを選びたいとなるかもしれません。
詳しくサイズを見てみましょう。
〈エムリリー〉
セミシングル、シングル、セミダブル、ダブルサイズの4種類から選ぶことができます。
〈モットン〉
モットンはシングル、セミダブル、ダブルサイズの3種類となっています。
セミシングルサイズはエムリリーにしかないので、もしこのサイズを希望しているのであればエムリリーで確定です。
しかし、その他のサイズは全く同じなのでその他の目的を参考にする必要があるでしょう。
価格で選ぶ
マットレスは、安い買い物ではありません。出来るだけ安い方がいいという方も多いでしょう。
そこで、エムリリーとモットンの価格も比較してみようと思います。
〈エムリリー〉
〈モットン 〉
表をみても分かるように、安さで言えば、エムリリーのエコヘルスシリーズが最も安く手に入れることができます。
また、3つのシリーズの中では優反発シリーズが最も腰痛対策しやすいということと、厚みも価格も比較的モットンに近いということを踏まえると、優反発シリーズのマットレスタイプが最も比較しやすいと思われますので、このタイプと比較してみても、シングルサイズで約7,000円、セミダブル、ダブルサイズでは10,000円以上エムリリーの方が安くなっています。単純に価格だけ考えればエムリリーの方が安く手に入るということです。
硬さ(反発力)で選ぶ
〈エムリリー〉
上層 70N
下層 140N
エムリリーは異なる硬さの2層式になっていて上層は柔らかめの70N、下層は硬めの140Nとなっています。
〈モットン〉
100N、140N、170Nの3種類の硬さから選ぶことができます。
質の良い睡眠をとるには適度な寝返りが必要です。そのためには、体重に応じて適した硬さ(反発力)を選ぶ必要があるのです。
目安としては、
45kg以下 100N
46kg〜80kg 140N
81kg以上 170N
と言われています。
エムリリーは下層が140Nなので、目安を見ても分かるように、大多数の人が当てはまる平均的な体重の人に適した硬さということがわかります。
しかし、モットンは3種類の硬さから選べぶことができます。
どちらも幅広い体型に対応することができますが、モットンの方が硬さの種類を選べる分さらに幅広い層の人に対応することができるでしょう。※これがエムリリーとモットンの最も違う点といえるでしょう。
もし体重が80Kgを大きく超えるような方や45Kgを下回る方はモットンを選びましょう。
製造元で選ぶ
〈エムリリー 〉
中国製
〈モットン 〉
中国製
エムリリー 、モットン ともに中国の工場で製造されている中国製です。そのため中国製と聞いて少し安全面に不安を持たれる方もいるでしょう。
しかし、エムリリーは細かな工程といくつものチェック項目を全てクリアした製品のみを世に送り出しているので全く問題はないでしょう。
さらにエムリリーは、「エコテックス(Oeko-Tex)スタンダード100」認定の製品です。エコテックス・スタンダード100とは、繊維素材が人体にも自然にも無毒でアレルギーのレベルも低いということを証明する国際規格で、ヨーロッパではその基準の高さも良く知られており、信憑性の高いライセンスです。
また、「サーティピュア」という世界的に評価を受けているマットレスや家具に対するウレタンの安全性、健康、環境保護(SHE)をクリアした製品のみに与えられる認定も受けています。
これだけの安全性を裏付ける証明があるので、体に害が及ぶような不良品はまずないでしょう。
モットンも、経済産業大臣認可の第三者検査機関であるボーケンでの検査をクリアし、良い製品を提供している工場にのみ与えられるISO認証を取得している工場で生産をしているため、繊細な赤ちゃんでさえも問題なく安全に使用することができます。
エムリリーとモットンの製造元での差はあまりなく、どちらも安心して使えるということがわかります。これに関してどちらかを選ぶというのは難しいかもしれません。その他の目的を考慮して選びましょう。
入手方法で選ぶ
〈エムリリー〉
ネット販売
店舗販売
〈モットン 〉
ネット販売のみ
エムリリーは店舗販売されており、優反発シリーズは全国各地のイトーヨーカドーやイオンで、エコヘルスシリーズは、東京インテリア家具やマナベインテリアハーツなどで、直接寝てみて実際の感触を確かめてから購入できます。(購入できない店舗もあります。)
一方モットンは、ネットでの販売のみとなっていますので、実際に触って確かめるということはできません。
もし、直接見て触って確かめてから購入したいならエムリリーを選びましょう。
保証で選ぶ
〈エムリリー〉
品質保証3年
返品保証なし
〈モットン 〉
購入後90日経過後14日間返品可能
(品質保証も同日数可)
エムリリーには3年の品質保証が付いています。しかし、返品返金保証は付いていません。
一方モットンは、90日もじっくりと体感した後に返品が可能で、同日数の品質保証も付いているので、本当に腰痛に効果があるのか3ヶ月もの間試すことができ、安心かつ納得して購入できるかと思います。
もし保証を重視するなら間違いなくモットン を選ぶべきです。
耐久性で選ぶ
〈エムリリー〉
計算上10年以上
〈モットン 〉
計算上11年使用しても3.9%へたる程度
エムリリーは、国内検査機関における8万回の圧縮試験(JIS準拠)で、優反発シリーズは復元率99.5%、エコヘルスシリーズは98.8%という驚異の数値が実証されています。
一回の寝返りによりマットレスが圧縮されるとして、1日の理想的な寝返り回数はおよそ20回ということをふまえて計算すると
20回 ×365(1年) =7300回
7300回 ×11年 =80,300回
つまり、計算上10年使用しても、ほとんど復元率が変わらない耐久性があるということです。
一方モットンも同様に8万回もの圧迫試験の結果、歪み率が4%にも満たないという結果を残しています。公式サイトにも計算上11年以上使用しても3.9%へたる程度という記載があるので、かなりの耐久性が期待できます。
また「モットン」の場合、さらに素材の密度表記があります。数値は耐久性が高いとされる目安の30Dを超えていますので、かなり優秀な素材であることがわかります。
密度は、低いほどスカスカのウレタンで、上からの圧力がかかり続けると変形したまま戻らなくなります。一般的に「へたる」とはこのことを言います。この第三者機関の密度表記があるマットレスはより信憑性の高いマットレスと言えるでしょう。
耐久性に関しては計算上どちらも互角ですが、密度の表記まであるモットンの方が信憑性が高いので、耐久性を重視するならモットンを選びましょう。(エムリリーのハイブリッドマットレスだけは、50Dというとてつもない数値の記載があるので例外です)
通気性で選ぶ
〈エムリリー〉
エムリリーは2層式になっており、下層の高反発フォームは、特殊な「オープンセル構造」となっており、従来のウレタンと違い気泡同士が繋がっているため、ウレタン内の空気が自由に動くことができるので非常に通気性が良いと言えます。また、無数の空気穴があるエアスルー構造にもなっているので、さらに熱や湿気を発散しやすくなっています。
〈モットン 〉
モットンも湿気を上から下へ流す特殊な構造をした高反発ウレタンフォームを使用しているため通気性はかなり優れています。
通気性はどちらも優れており、明確な違いはあまりないと思われます。通気性だけでははっきりとは選べないでしょう。他の目的も参考にしたください。
カビやダニ対策で選ぶ
〈エムリリー〉
エムリリーは通気性に優れているのでカビやダニの発生はしにくいでしょう。
ただ、より確実に対策をするためには加熱、乾燥が非常に大事になってきます。そのためには布団乾燥機が最適ですが、加温はあまりしない方がいいという記載がありますので、布団乾燥機もおそらく適さないでしょう。
〈モットン 〉
モットンの芯材も通気性に優れており、カビやダニが発生しにくくなっています。また、この芯材は素材自体もダニが好まない素材でダニが住み着きにくくなっていますので安心です。
またモットンの場合、耐熱性に優れ布団乾燥機で熱しても何の問題もないので、加熱、乾燥もしっかりすることができます。つまり、カビやダニ対策としては万全と言えるでしょう。
寝心地で選ぶ
〈エムリリー〉
エムリリーは、程よく柔らかい上層と高反発の下層の2層構造により、しっかり支えられている感覚と包み込まれるような感覚を兼ね備えているため、非常に寝心地は良いでしょう。
〈モットン 〉
モットンは厚みが10cmあります。身体をしっかり支える機能は十分でしょう。また、3種類の硬さから個々の体重にあった硬さを選べば程よい反発力と柔らかさで寝心地がいいと感じる人も多いでしょう。
どちらも寝心地は似ていて、どちらも非常に寝心地が良く(モットンは自分に合った硬さで寝た場合)、快適に寝ることができます。
寝心地だけでは甲乙つけがたいので、選ぶ際は他の目的も参考にしましょう。
腰痛対策で選ぶ
〈エムリリー〉
・優反発素材により体型に応じて理想的な姿勢を保てる
エムリリーの優反発素材は、身体の各部位の重さと同じ比率だけ沈み込むようになっています。そのため、身体が沈み込みすぎることもなく、スムーズな寝返りをサポートしてくれます。
また、マットレスの硬さがモットンは3種類から比べるのに対し、エムリリーの硬さは1種類のみしかありませんが、この優反発の性質により、重さに応じて沈み込む比率が変わるため、幅広い体型の人に対応し、常に正しい姿勢を保つことができるのです。
〈モットン 〉
・体圧を分散してくれると同時に、しっかりと身体を支えてくれる
モットン の高反発ウレタンフォームも、体圧分散性に優れ、体圧が大きいお尻まわりが沈み込みすぎるということは全くありません。そのためバランスよく全身を支え、背骨の位置を常に正常に保つことができます。
・寝返りのしやすさ
モットンは適度な反発力により非常に寝返りが打ちやすく、無駄がなく効率のいい寝返りができ、本来すべき適正の回数の寝返りをうつことができます。これにより睡眠時も十分な血流やリンパの流れを正常に保つことができ、血行不良による筋肉の緊張を防ぐことができます。
以上の点から腰痛対策に関してはどちらも優れており、さらに
エムリリーは優反発の性質で、
モットンは3種類から選べる硬さで、
それぞれ違った角度から幅広い体型の人たちに対応することができます。
しかし、幅広く対応できると言ってもエムリリーの下層の硬さは140Nなので、体重が軽すぎる人、逆にかなり重い人への対応には限界があります。
【硬さで選ぶ】の項目でも述べましたが、モットンなら硬さの種類を選べる分、さらに幅広い体重の人にも対応できるので、その点に関してはモットンの方が優れていると言えるでしょう。
腰痛対策で選ぶなら、モットンを優先して選んだ方が良さそうです。
まとめ
やはり、エムリリーとモットンはかなり接戦でどちらを選ぶのか迷うのがあらためてわかります。
比較した結果、
通気性、安全性、寝心地は互角でこの点で、どちらかを明確に選ぶことはできません。そこで2つの違いを見てみると、
・種類の多さ(サイズの多さも含む)、価格の手軽さ、実際に寝心地を確かめて選べるかという点ではエムリリーが優れている
・カビやダニ対策など品質の維持、保証、耐久性、腰痛対策という点ではモットンが優れている
ということがわかります。
つまり、
自分のライフスタイルに合った種類やサイズを選びたい
→ エムリリー
出来るだけ価格を抑えて眠りの質を上げたい
→ エムリリー
店頭で実際に寝心地を体感してから購入したい
→ エムリリー
購入したマットレスが自分に合っているのかじっくり試したい
→ モットン
より確実に長持ちする方がいい
→ モットン
カビやダニの対策もしっかりしたい
→ モットン
体重が45Kg未満または、体重が80Kg以上でもより確実に腰痛対策をしたい
→ モットン
これらを目安にすると選びやすいかと思います。
どうしても決められないなら
どうしても決められない!という方も中にはいるかもしれません。
そのような場合、総合的な部分で判断しましょう。
上のまとめをみても分かるように、有利な点の数が多いのはモットンだということがわかります。
価格に関してもそんなに大それた差ではありませんし、モットンはフローリングや畳の上でもベッドフレームの上でも使える使い勝手のいいマットレスです。
つまり劣っていると言っても大敗しているわけではないのです。
〈結論〉
どうしても選ぶことができないときはずばりモットンを選びましょう。
これはあくまでも私個人の意見ですが、参考になれば幸いです。
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