雲のやすらぎを確実に10年以上長持ちさせる用途別(畳の上やフローリングの上など)の使い方とは?
雲のやすらぎは、名前の通り雲の上に寝ているかのような寝心地や腰痛改善効果も期待できる人気のマットレスですが、名目としては「敷布団」というくくりになっています。そのため、用途としては畳の上に敷いて寝るものとして捉えられることも多いと思いますが、実は雲のやすらぎは畳の上に敷く以外にも
・フローリングの上に敷いて寝る
・ベッドフレームの上に敷いて寝る
・今使っているベッドマットレスの上に敷いて寝る
などの用途でも問題なく寝ることができるので、非常に使い勝手がいいのもメリットの1つです。
しかし、雑な使い方をしてり、それぞれ用途で全く同じ使い方をしているとカビが生え傷んだり、すぐヘタってしまったりと、雲のやすらぎが長持ちしづらくなることもあるのです。
シングルサイズでも40,000円の購入というのは、やはり比較的大きな買い物ですので、できるだけ長く使いたいと思うのが当然です。
そこで、用途に応じてできるだけ長く使い続ける方法を考えていきます。そんなに難しいことは1つもありません。
畳の上に敷いて寝る場合
基本的には通常の敷布団と同じ
通常畳の上に布団を敷いて寝る場合は、
・部屋の隅に置く、もしくは押入れにしまう
・寝る前に畳の上に敷く
・晴れた日には干す
当然ですがこのような流れになると思います。雲のやすらぎを畳の上に敷く場合も同じ流れで全く問題ありません。
こうすることで湿気が溜まりカビが生えるのを防止することができます。
毎回畳むのが面倒、もしくは困難な場合
中には、毎回畳んで、しまって、敷いての繰り返しは面倒臭いと思う方や高齢の方などで畳むのが困難な方もいるでしょう。
そのような場合は、除湿シートを下に敷いておくことをおすすめします。そうすると毎回畳まなくても湿気をじゃんじゃん吸い取ってくれるので安心です。ただ、除湿シートの吸湿にも限界はあるので、年中敷きっぱなしということはできません。2週間に1回程度は除湿シートも乾燥させてあげる必要はあります。そのときに一緒に雲のやすらぎも干しましょう。それでも毎日畳んだりするよりは、労力は1/14(2週間に1回とした場合)になるのでかなり軽減すると思います。
他のメーカーにはなりますが【モットン除湿シート】は非常に使いやすく何度も使えるのでオススメです。
注意点
畳の上に雲のやすらぎを敷く場合、床敷きすのこの上に敷いた方がもっと楽なのでは?と思った方は、すのこのとの摩擦により畳が傷んでしまうので絶対にやめましょう。
フローリングの上に敷いて寝る場合
基本的には畳の上に敷いて寝る場合と同じ
畳ではなく、寝室が洋室である場合や学生のワンルームの部屋などはフローリングの上に敷いて寝ることもあるでしょう。
フローリングの上に敷く場合も、基本的には畳の上に敷く場合と同様に、こまめに畳んで隅に置くか押入れにしまうという流れで問題ありません。
除湿シートも有効
除湿シートを下に敷くのも非常に有効です。フローリングでもやはり直接敷くと湿気が溜まりカビが生えやすくなるからです。また、フローリングは直接敷くと滑りやすいので、滑り止めの役割もしてくれるのでとくにオススメです。
フローリングは床敷きすのこも使える
畳の上では、床敷きすのこは使えませんでしたが、フローリングなら問題なく使えます。
すのこを敷くことで、フローリングとマットレスの間に空気の通り道ができるので、しばらく敷きっぱなしでも湿気が溜まることはありません。また、今はすのこ自体折り畳めるタイプもあり、すのこにマットレスを乗せたまま折り畳んで立て掛けることができるのでベランダに干すという手間も省くことができます。
ベッドフレームの上に敷いて寝る場合
雲のやすらぎは、厚さが17cmもあるので、ベッドマットレスとして直接ベッドフレームの上に敷いても全く底付き感なく寝ることができます。
ベッドフレームはすのこタイプがオススメ
雲のやすらぎをベッドフレームに敷く場合、ベッドとして場所が確保してあるため、直接畳やフローリングの上に敷くときに比べ、毎回畳んで収納する必要がなく、頻度はぐっと減るかと思います。その分、カビが生える可能性もぐっと高まります。
そこでオススメなのが、すのこタイプのベッドフレームです。考え方は床敷きすのこと同じです。雲のやすらぎとの間に空気の通り道ができるため非常に蒸れにくくなります。また、今は収納もできるすのこベッドも数多くありますので、空間を有効に使えるのも1つの魅力です。
ベッドフレームがすのこではない方は、やっぱり除湿シート
今使っているベッドマットレスを処分するのを決めている方で、すのこではないベッドフレームをすでに持っていて買い替えるのは大変という方はそのままのベッドフレームで構いません。ただその際は、通気性が悪いので、こまめに畳むか立て掛けるようにしないとカビの発生は否めません。それを防ぐには、やはり除湿シートは有効でしょう。
今使っているマットレスの上に敷いて寝る場合
雲のやすらぎを新しく購入しようと思っても、今使っているマットレスを捨てられない、もしくは買ったばかりで買い直すのはもったいないということもあるかと思います。
そのようなときでも、雲のやすらぎはマットレスの上に敷いて寝ることもできるので、安心して使うことができます。
楽に湿気対策するには除湿シートしかない
雲のやすらぎをマットレスの上に敷いて寝る場合、たとえ下にすのこであってもその間にマットレスがあるわけなので、直接的な湿気対策にはなりません。そのためこまめに畳むか立て掛けることが必要になります。
その手間を軽減するのは、毎度おなじみ除湿シートです。除湿シートなら雲のやすらぎとマットレスの間に挟んで敷くことができるので、最も簡単で効果的な湿気対策と言えるでしょう。
注意点
注意点としては、今使っているベッドマットレスが変形していたり、かなりヘタってしまっているという点です。そのような状態だと、上に敷く雲のやすらぎもそれに合わせて変形してしまうのです。そのため、もし今使っているマットレスがかなり古い場合は、できるだけ処分して直接ベッドフレームに敷くか、フローリングに敷いて寝るほうが断然長持ちさせることができます。
全ての用途に共通する手入れの方法
これまで用途別に雲のやすらぎを長持ちさせる使い方をお伝えしましたが、それ以外にどの用途でも共通してやった方がいい手入れの方法も知っておきましょう。
定期的にローテーションを行う
雲のやすらぎは、リニューアルして非常に耐久性が改善され、日本の第三者検査機関においての、8万回に及ぶ繰り返し圧迫試験で、厚みの低下率が0.1%という驚異の結果を打ち立てました。
つまり、1日の適正な寝返り回数が20回程度ということを考えると1年間で7300回(20回×365日=7300回)ですから、約11年は片面のまま使っても0.1%しか厚みが低下しない(7300回×11年=80300回)という計算になりますので、基本的には何もしなくてもそう簡単にはは変形することはありません。
しかし、絶対とは言えません。確実に10年もたせるにはやはり定期的に使う面の向きを入れ替える「ローテーション」をした方が効果的です。ローテーションを行うと同じところに体重がかかり続けることがなくなるので、局所的な変形を防ぐことができます。
具体的なローテーションの方法は以下の通りです。
季節ごとに裏表を入れ替える
雲のやすらぎは、春夏用の面と秋冬用の面のリバーシブル仕様になっています。そのため春夏、秋冬に分けて季節ごとに裏表を入れ替えると季節に適した睡眠をとれるだけでなく変形対策もできるので一石二鳥なのです。
同じ季節の間は頭側と足側の向きだけを定期的に入れ替える
本来ローテーションは、ある周期で頭側と足側の向きを入れ替えたあとは、同じ周期で図のように裏返しにして同様の行程を繰り返すのが普通です。
しかし、雲のやすらぎの場合は夏に秋冬用の面は使えません。逆に冬に春夏用の面は寒く感じてしまいます。
そのため、春夏用の面を使用している間は夏が過ぎるまで、秋冬用を使用している間は冬が終わるまで頭側と足側の向きだけを入れ替えるようにした方が適切なローテーションと言えるのです。
究極のカビ対策は布団乾燥機!
これまで、用途別に効果的な湿気対策になる使い方をお伝えしてきましたが、実はこれだけでは完璧とは言えません。もちろん、私たちが寝る上での体温や汗からくる湿気の対策は万全と言えるでしょう。しかし、我が国日本では梅雨という時期が存在します。この時期は湿度が80%を超える日も少なくありません。
つまり、梅雨の時期はどんなにこまめに立て掛けたり、すのこを使ったりしても常に湿気にさらされているので十分に乾燥させることができないのです。
そのようなときは、強制的に乾燥させることができる布団乾燥機がオススメです。
布団乾燥機を使うと一気に50℃以上まで熱することができ、どんなに湿度が高くてもからっと乾燥させることができるのです。梅雨の時期はとくに週に一度程度布団乾燥機をかけると申し分ないでしょう。ノズルをセットしてスイッチを押すだけのタイプも多数ありますので、それほど負担にはならないはずです。
これで100%の湿気対策となります。
ダニの対策にも効果的
実は、カビが発生しやすい気温と湿度の条件は、ダニの繁殖しやすい条件とも言えます。
基本的に雲のやすらぎはダニが発生しにくい加工が施されていますが、ダニ一度発生するとなかなかしぶとく、掃除機で吸っても天日干しをしてもそう簡単に死滅することはありません。しかし、最大の弱点は「熱」と「乾燥」ということが分かっています。
布団乾燥機を使えば、ダニの弱点である熱と乾燥を一気に与えることができるので完全に死滅させることが可能なのです。
まとめ
雲のやすらぎを確実に10年以上長持ちさせる用途別にの効果的な使い方は、
共通の手入れ方法は、
・梅雨の時期などは、布団乾燥機を使用する
以上のことを心がければ、確実に10年以上長持ちさせることができるでしょう。
人は年齢を重ねるごとに誰でも、筋肉の衰えや弾力性の低下が起き、腰痛などを引き起こしやすくなっていくものです。
そこで痛みを出にくくするには、やはり睡眠時にいかに負担を少なくリラックスして休養できるかということは非常に大きな要素になるでしょう。
できるだけ長く、快適な睡眠を維持させるために「雲のやすらぎ」は非常にオススメです。ぜひ、参考にしてみて下さい。
コメント