アレルギーの原因であるハウスダストを取り除く布団クリーナーを選ぶなら、やはりCMや通販で圧倒的な知名度と人気を誇り、サイクロン式で吸引力が売りのダイソンを選ぶべきなのでしょうか?
圧倒的な吸引力により、どの布団クリーナーよりも寝具のハウスダストを取り除くというイメージが定着しているダイソンの布団クリーナーですが、実際のところやはりダイソンを選ぶことになるのでしょうか?
そもそもハウスダストとは?
一口にハウスダストと言いますが、そもそもハウスダストとは具体的に何か説明できますか?
なぜ取り除かなくてはいけないのか知っていますか?
意外と知らない人も多いので、しっかりと理解しておきましょう。「そんなこと知ってるに決まってるだろ!」という方は、飛ばしてください。
ハウスダストとは、=ホコリというわけではありません。ホコリの中でも特に1mm以下の肉眼で見えにくいもののことをさします。普段私たちが着ている服などの繊維のクズやダニの死骸・フン、犬や猫の毛、花粉、タバコの煙、カビ、細菌などさまざまなものが含まれ、それらの総称をハウスダストと呼びます。
また、ハウスダストは非常に軽く、小さいので空気中に舞い上がりやすく、体内に入るとアレルギー症状やぜんそくなどを引き起こす原因となってしまいます。
- ちなみに、平均的な一般家庭のベッドには約200万匹以上のダニやその死骸が存在すると言われています。
- これだけのアレルゲンが含まれていると思うと、アレルギーの原因になるのも納得ですし、想像するとゾッとしますよね?
- 布団やマットレスなどの寝具には、ハウスダストが多い傾向にあります。1日の3分の1もの時間を過ごす場所ですので、アレルギーを引き起こす可能性が非常に高いと言えます。そのため、ハウスダストは身体に害が及ばないように取り除いかなくてはならないのです。
実はダイソンは吸引力はダントツで弱い?
サイクロン式の筆頭、ダイソンのキャッチコピーでは、
「他のどの掃除機よりも確実にゴミを吸い取ります」
「最も多くのハウスダストを取り除く布団クリーナー」
というフレーズが出てきます。
これを聞くと、やはり吸引力はダイソンがNo. 1!と思うかもしれませんが、それは大きな間違いだということを知っている人は少ないでしょう。
実は、他の日本製の掃除機の吸込仕事率(吸引力の強さ)はだいたい平均して500W近くあるのに対し、ダイソンの吸込仕事率は200W以下だそうです。
なんと日本製の掃除機の平均の半分にも満たない吸引力なのです。
吸引力が弱いのに、「最もハウスダストを取り除く布団クリーナー」と言われるのはなぜ?
上記の吸引仕事率の数値は、実は測定するときに、掃除機のヘッド部分を外した状態で測っているとのこと。
つまり、ダイソンの布団クリーナーが最もハウスダストを取り除くと言われている理由は、このヘッド部分にある可能性が高いです。
ダイソンのヘッド部分は、他の日本製の掃除機のヘッド部分に比べて、吸い込み口と床や寝具との距離が近いんだそうです。
それにより、常に床や寝具に限りなく密着した状態でゴミを吸い込むので効率がよく、さらに吸引力も落ちることがないので、常に多くのハウスダストを取り除くことができるのです。
吸引力がダイソンの倍以上ある他の日本製の掃除機は、効率が悪い?
では、ダイソンの倍以上の吸引力がある他の日本製のメーカーは、吸引力を無駄にしているのでしょうか?
そんなことはありません。
ダイソンのヘッド部分は、吸引力の全てを床や寝具に密着した真下の部分のみに注ぎ込んでいます。そのため、寝具やじゅうたん、カーペットなどに向いていると言えるでしょう。
一方他の日本製のメーカーの掃除機は、実は、ヘッド部分をあえて床との隙間を作ることで圧倒的な吸引力を真下の部分だけではなく、前や横にも分散させて、あらゆる角度のごみを吸い取れるように設計されているのだそうです。
つまり、決して効率が悪いわけではなく、部屋の隅の溜まったゴミや狭い場所などは他の日本製の掃除機の方が向いているということが言えるでしょう。
まとめ
布団クリーナーとして選ぶなら、それに特化したダイソンの布団クリーナーを選んでまず間違いないでしょう。
もし布団クリーナー以外にも兼用で部屋の隅々まで使用するなら他の日本製の掃除機を選びましょう。
そもそもハウスダストが出にくいマットレスを選べば悩む必要はない
ハウスダストによるアレルギーで悩んでいる人は、いかにそれを取り除くかということを考えて布団クリーナー選びに苦戦していることでしょう。
しかし、そもそもハウスダストが出にくい寝具を選べばそのような悩みを持つ必要がないのです。
ハウスダストが出にくいマットレス
是非参考にしてみてください。
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